任意売却のデメリットは?

デメリット

『任意売却のデメリットは何ですか?』

所有者や債務者の方からよく質問をいただきます。

任意売却のデメリット

競売よりも任意売却のメリットがあるからこそ、任意売却という選択をするわけですが、残念ながら、任意売却にも、デメリットというものは存在します。

物事には一長一短があるように、任意売却にもそれがあるということです。

任意売却のデメリットを、簡単にまとめました。

  • 個人信用情報機関に延滞情報が登録
  • 金融機関などと返済金について話し合い
  • 連帯保証人などの同意が必要
  • 担保権者の同意が必要
  • 引っ越し日までの期間が、競売よりも短い
  • 売却期間中、内覧等の立ち会いの時間が必要
  • 契約・決済(引渡)等の時間の確保が必要
  • 売却時価が、市場価格を下回る可能性
  • 任意売却後、債務が残る。

…etc。 以下、上記事項の簡単な説明です。

個人信用情報機関に延滞情報が登録

住宅ローンを3か月以上、滞納すると、個人信用情報機関に延滞情報が登録されます。

いわゆる『ブラックリストに載る』というものですね。

支払いを延滞することによって、登録されることになります。 もちろん、競売の場合でも同じです。

競売と任意売却どちらも延滞の状態です。

原則7年間、延滞情報の登録が登録されます。その間、金融機関からの新規融資は見込めません。

MEMO
延滞情報が登録されたくなければ、延滞することなく、完済する金額で不動産売却をしなければなりません。

金融機関などと返済金について話し合い

任意売却後の残債について、銀行、債権回収会社(サービサー)や保証会社等の債権者(担当者)との話し合いが必要です。

債権者としては、任意売却後の残債務の支払いについて、ほぼ間違いなく聞いてきます。

この話し合いなくして、任意売却をすることは難しいです。

MEMO
あまりよくないことですが、競売であれば、債権者からの連絡があっても、無視して応じないことは可能です。

連帯債務者・連帯保証人などの同意が必要

連帯債務者・連帯保証人がいる場合には、任意売却にあたり、利害関係人の同意が必要となる場合があります。

基本的には、債権者側が求めてきた場合が該当します。

連帯債務者や連帯保証人の方との間で、任意売却に関する話し合いが必要になります。

よって、利害関係人との関係が悪化している場合には、債務者の方にとって、かなり苦しい状況になります。

連帯債務者・連帯保証人の方との連絡が取れなかったり、また、同意が得られなかったりとした場合には、競売手続きが進むことになります。

担保権者の同意が必要

債権者である担保権者の同意があって、担保が解除され、初めて任意売却は可能となります。

売却金額等の折り合いがつかない場合には、任意売却ができません。

購入希望者がいる状態にもかかわらず、債権者が同意しなければ、任意売却の話し合いにすら応じてもらえません。

債権者側の心証が悪く、任意売却(買戻し・リースバック)ができなかったケースは結構あります。

任意売却において『債権者への誠意ある対応』が必要とされる理由です。

引っ越し日までの期間が競売よりも短い

任意売却の場合、不動産売買契約をすれば、引渡までの期間は、通常、約1か月から2カ月になるのがほとんどです。

少なくとも、競売の場合よりも、やはり早く引っ越しをせざるを得ないのが実情です。

引渡までの期間が、短いことは否めません。

長く、住み続けることを希望する場合には、競売のほうが良いでしょう。

詳細はこちらもあわせてどうぞ。

売却期間中、内覧等の立ち会いの時間が必要

任意売却の手続きは、通常の不動産売却と同じように進められますす。

内覧希望者が現れた場合には、内覧等のための時間の確保・協力が必要不可欠です。

お仕事の合間を縫って、スケジュールを調整する必要があります。

契約・決済(引渡)等の時間の確保が必要

任意売却は、通常の売買に係る手続きと同じように進められますので、不動産売買契約や決済(引渡)などのための時間やコストが必要となります。

ペアローンなどで借入をして、その後、離婚などをした場合などでは、任意売却を進めるにあたり、お互いに何度か対面することがありますので、いがみ合っている場合には、辛い状況になるかと思います。

売却時価が、市場価格を下回る可能性

任意売却は、市況の影響を受けます。

状況によっては、売却時価が、売却想定価格を大きく下回る可能性も否定できません。

残債務を減らそうとして、任意売却を検討しようとしている方は、このことを認識する必要があります。

任意売却後の残債務の支払

任意売却とは、通常、売却価格が借入残高を下回る場合(債務超過の場合)の売却のことを指し示します。

当然のことながら、残債務は生じます。

任意売却後においても、債務の支払いが必要となります。

なお、競売の手続きの場合であっても、債務は残る可能性は高いです。競売との比較においてはデメリットにはならないです。

任意売却に係るデメリットのまとめ

以上、大まかに挙げてみましたが…。

実は、任意売却のデメリットというのは、多くの場合、個別の状況によってかなり変わってきます。

上記挙げたデメリットが、必ずしも、債務者の方のデメリットとなるわけではありません。

なお、任意売却を選択されている方の多くが、デメリットの数だけで、任意売却を決めているわけではありません。

多くの方が、精神的な負担の軽減、かつ、主体的に動くことによって享受できる効用を、メリットとして認識して、任意売却の手続きを選択されているのが実情です。

メリット・デメリットを正しく見極めるためには、任意売却の相談を通じて可能です。

ぜひ任意売却会社の無料相談を通じて、個別の状況に応じた最適な対処方法を選択していただければと思います。