離婚後、住宅ローンを滞納して任意売却

離婚

離婚後において、住宅ローンを滞納して、任意売却になるケースは意外にも結構多いです。

離婚後、住宅ローンを滞納し、任意売却を決めたYさんのケース

奥様を連帯保証人として住宅ローン組んだYさん

Yさんは、結婚後まもなく、マンションを購入しました。

所有名義はYさんだけの単独所有でしたが、融資に際しては、住宅ローン(主たる債務)には、奥様が連帯保証人として、名を連ねていました。

住宅ローンを組む際に、ローン審査を通すためには、Yさんの収入がほんのわずかだけ足りなかったので、金融機関から融資条件として求められたのが、連帯保証人に名を連ねた理由です。

もちろん、結婚をしている最中には、離婚をするなどとは、普通は思わないでしょう。自分が住み続ける家ですので、連帯保証人になることを否定すべき理由もなく、妻の立場としては、もちろん快く承諾をしたそうです。

離婚後、Yさんが住宅ローンを滞納

その後、Yさん夫婦は、諸事情により離婚をすることになり、Yさん自身は、住宅ローンを払いながら、一人でそのマンションに暮らしておりました。

ところが、一人での不規則な生活が続き、無理な仕事もあったためか、体調不良が原因で、なんと仕事を辞める状況になってしまったのです。

あいにく、収入がなくなってしまったので、住宅ローンの返済ができなくなり、次第にローンを滞納するようになっていきました。

困ったYさん。なんと、ネット上で任意売却のことを知るようになります。そのときに、自宅に住む続ける方法があることも知りました。

しかし、一方で資金的に頼れる親戚や知人の方などは、Yさんにはおりませんでした。もちろん、前職と同じだけの収入が得られる目処も立ちませんので、売却しない方法は選択できませんでした。

引っ越し代などが任意売却のメリットを知ったYさんは、何もしないでこのままじゃだめだと、一人自問をしながら、時間が過ぎていく中、自宅の任意売却を検討し始めるようになっていきました。

元奥様からの怒りの電話

ところが、その一方…

突如降って湧いたかのような現実に遭遇し、驚いてしまったのは、Yさんの元奥様のほうでした。

Yさんがローン滞納をして、任意売却を検討していた矢先に、なんと元奥様から怒りの電話が入ったのであります。

クレジットカードが作れなくなったじゃないの!!どうしてくれるの!」と。

クレジットカードが作れないことについて、元奥様は、自分自身に心当たりがなかったので、確認をすべく、Yさんに連絡をしたのであります。

そこで初めて、Yさんがローン滞納していることを知ったのでした。

電話越しで、元奥様は、怒りをぶちまけるかの如く、Yさんを責めてきたそうです。

Yさんのその後

元奥様に、かなり責め立てられたYさんでしたが、時間をかけて、何とか元奥様の怒りをおさめることができました。(大変だったみたいですが…。)

もっとも、元奥様自身は、共有者ではなく、債権者から承諾云々を言われているわけではなかったので、奥様の気持ちとは関係なく、任意売却の手続きは進めることは可能でした。

自宅の任意売却は、Yさんの再就職の目処もたった頃、無事に行われた次第です。

離婚後、任意売却する際のまとめ

連帯保証人であっても、主たる債務者がローンを滞納すれば、個人信用情報機関に延滞情報が登録されることになります。

(※参考:『任意売却をすると、ブラックリストに載りますか?』)

Yさんのケースであれば、任意売却を検討する前、つまり、ローンを滞納してしまった段階で、元奥様に滞納の事実を伝えておくことが最優先事項でした。

離婚をする際には、ローンを滞納する場合のことまで踏まえて、きちん話し合いをすることが大事でしょう。(※もっとも、いがみ合って、離婚するような場合には、住宅ローンを滞納することまでも話し合う余裕なんて、ないでしょうが…。)

こうした点を見落とされためにも、任意売却に関する専門会社(第三者的な立場の会社)に相談をして、どういったところから、対処を行なっていけばよいのかを、アドバイスを受けることがとても重要です。

わかりましたか?

補足

離婚に際しては、事前に話し合いをされておくことが重要です。

以下の記事もぜひ参考にどうぞ。

参考:『離婚後、任意売却を視野に入れた話し合いの重要性