投資用マンションを購入して任意売却

投資用マンションを購入して任意売却

ローンを滞納して、不動産を任意売却するのは、何も自宅だけのことではありません。

投資用マンションも、空室になれば、自ずとローンの支払いが苦しくなりますので、収支計画があわなくなった結果、実際に任意売却することは結構多いことでもあります。

もちろん、ローンが完済できる金額で、売却ができれば、なんらの問題は発生しません。ただ、新築で購入した一般的な投資用マンションの場合、購入時において、債務超過になってしまうのは、よく知られている事実です。

一方で、ローンの遅延がない状態で、残債金額に満たない金額で売却しようとしても、債権者が担保の解除を認めてくれません。

結局、自宅の任意売却同様、延滞が発生した結果、期限の利益を喪失して、任意売却になるのが、一般的なのです。(※一部例外もあります。)

そもそもなぜ投資用マンションを購入?

投資用マンションを購入し、任意売却になってしまう人を見るたびに感じるのが、なぜハイリスクを冒してまで、投資用マンションを購入してしまうのかということです。

基本的に、主たる原因は、マンション販売営業マンのトークが上手いことに他ならないのですが、それにしても、口車に乗せられてしまう人、後を絶ちません。

ちなみに、営業マンが口にする投資用マンションのメリットは以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 家賃保証で手間いらず!
  • 家賃収入が得られる!
  • 老後の年金対策に!
  • 生命保険代わりに!
  • 節税効果がある!
  • 税金の還付がある!
  • 長期的な資産形成ができる!

…etcです。

上記を一つ一つ見てみると、決して間違いではないことはわかります。
しかし、意味合いをよく吟味してみると、それが表面的な文言であることは、冷静になれば、理解できます。

投資用マンションの被害者たち

ここ最近は、リーマンショック後の影響で、さらなる強引な勧誘によって、投資用マンションを購入され、結果として、任意売却を選択される方が増えています。

このような方は、潜在的な数を含めると、相当数に上るのではないかと思われます。

もちろん、債務者であるご本人様は、将来のために資産を築きたいという真剣な考えがあっての購入したのですが、冷静な状態でよく考えずに、購入をされている背景を見ますと、やはりマンション購入への悪質な勧誘が最大の原因であるのは言うまでもありません。

逆に、ある意味、そのような行為がなければ、任意売却をすることはなかったはずです。

まとめ

投資用マンションの購入後は、もちろん、後戻りできませんので、仕方のないこととして、受け止める必要があります。

しかし、今は空室が発生しているが、まもなく、空室が埋まって、借入債務が次第に少なくなれば、状況は好転して、大事な資産になりうるだろう…という考えは、全くもって誤りです。

新築マンションの着工件数は、増えている一方、高齢社会に突入して、人口は減少しているのですから、需要と供給のバランスを考える、長期的には、不動産の価格は下がっていくと考えるのが普通です。

都市部であっても、このことは同じです。

投資用マンションをすでに保有されている方は、ぜひ不動産に対する見方を、改めていただき、任意売却の専門家を通じて、早めの対策をとっていただきたいと存じます。

補足

投資用マンションの任意売却であっても、任意売却後は、一定期間、ローンが組むことができなくなります。この点、注意が必要です。

住宅ローンでも、投資用マンションのローンでも、ローンの支払いが延滞となれば、個人信用情報機関に事故情報として登録されます。