【質問11】

【質問11】期限の利益を喪失するとは?

期限の利益を喪失するとは、どういう意味ですか?

【回答】

期限の利益とは、お金を借りた金融機関から、住宅ローン残高を一括請求されたとしても、全額まとめて支払わなくてもよい、借用書(金銭消費貸借契約・ローン契約書)上、債務者さん側に認められた権利(利益)のことです。

つまり、期限の利益を喪失するということは、債務者さん側がその権利(利益)を失うことであります。

反対に、金融機関側からすれば、住宅ローン残高を一括して請求できる根拠となるものです。

住宅ローンを毎月、滞りなく支払っているときに、ローンが一括請求されないのは、この期限の利益があるおかげです。

期限の利益は、借用書(金銭消費貸借契約・ローン契約書)上では3か月、住宅金融支援機構の場合では6カ月と定められているのが、ほとんどです。

通常、住宅ローンを、3か月間もしくは6カ月間、滞納し続けるとなると、期限の利益を喪失することになりますが、この時点で初めて、各金融機関としては、住宅ローンを一括請求できることになるのです。

基本的には、金融機関より不動産の売却(任意売却)の話が持ちだされるのは、この期限の利益を喪失した後ということになります。

住宅ローンを1回や2回滞納しただけでは、自宅を手放すことはありませんが、3回以上滞納し続けると、自宅を売却せざるを得ない状況になります。

そういう意味では、期限の利益を喪失するとは、任意売却をするか否かの一つの目安になるものでもあり、とても大切な言葉ではあります。

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