任意売却を始めるにあたって、大事な最初の行動【前編】

任意売却を始めるにあたっては、信頼できる第三者への相談が一番大事です。

ローンの返済が苦しいときには、冷静な判断ができません。客観的かつ冷静に判断分析ができる第三者へ相談を行うことが何よりも重要なのです。

なお、現実に住宅ローンの滞納が発生しているかどうかによって、相談相手や対処方法が異なってきます。

一時的な収入減によって、住宅ローンの滞納しそうな場合

収入減が一時的なものである場合、任意売却をしなくても、返済条件の見直し(リスケジュール)によって、解決が図れることがあります。

(参考:リスケジュールとは、ローンの返済において、返済が困難となった場合、金融機関に対して返済条件の見直しに関する申入れのことです。)

返済が苦しくなったら、借入先である金融機関の窓口に行き、返済条件の見直し(リスケジュール)ができないかどうか、相談してみるのが良いでしょう。

返済条件の見直し(リスケジュール)の注意点

ただし、これは半年から1年の間で、確実に収入の回復が見込まれるという場合のみ当てはまる方法です。

リスケジュールは、住宅ローンの月額の返済負担額を引き下げる方向で、通常、話し合いがもたれますが、この引き下げは、あくまでも、一時的なものです。

リスケジュールの期間(※通常は1年間が多いです。)が終了すれば、多くの場合、約定通りの支払金額に戻ります。もし、約定通りに支払うことができないのであれば、必然的に、住宅ローンを滞納せざるを得なく、結果、任意売却をすることになります。

なお、元金自体はあまり減らないので、ローンの返済期間は、自ずと長くなります。

補足

一時的な収入減によって、住宅ローンの滞納が、既に1か月ないし2か月発生してしまっている場合も、基本的には同じです。半年から1年の間で、確実に収入が回復すると見込まれる場合には、リスケジュールによって、解決が図れます。

リスケジュールを行っても、収入の回復が難しいときには、金融機関側より任意売却を勧められることがあります。

高い固定金利で、今にも住宅ローンを滞納しそうな場合

かつての住宅金融公庫で、当時の高い固定金利でローンを組んだ場合、借り換えを行うことで、毎月の返済負担額を減らせます。これは、別の金融機関にて、低金利(変動金利)での借り換えを行うことで、返済負担額を軽くできる方法です。

借り換えの注意点

借り換えを行うには、新規融資と同様の条件が求められます。

具体的な条件は、以下のようなものです。

  • これまでにおいて、ローン滞納が一度もないこと
  • 今後、一定の収入が見込まれること
  • 借り換え後のローン完済時の年齢が80歳を超えないこと
  • 借入残高が金融機関の物件評価額に合わせて、減っていること

…etc。

手をこまねいて、何もしないで、自宅を失ってしまうのは、後悔を残すことになります。
これ以上、失うものをなくすためにも、限られた時間の中、挑戦してみるのは大事です。

ダメもとで、借り換え申込を行った結果、審査が通り、家を手放さずに済んだケースもあるのです。

金融機関に相談をして、シュミュレーションを行えば、任意売却をするべきかどうかの判断基準がつくはずです。

任意売却を始めるにあたって、大事な最初の行動【後編】』に続きます。

サブコンテンツ

このページの先頭へ